令和5年度表彰式記念講演会

令和5年度表彰式記念講演会を次のように開催する予定です。

①日 時:令和5年10月23日(月) 午後3時10分~

②場 所:名古屋ガーデンパレス 翼の間 (名古屋市中区錦3-11-13)

③講 師:音楽家・ヴォーカリスト ハウスムジーク代表 西 みほ 氏

④講演テーマ:「自分らしく生きることの喜び」~人と人のつながりを求めて、音楽が私に教えてくれたこと~

 

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☆令和5年度表彰式記念講演会が開催されました

令和5年度表彰式記念講演会が、令和5年10月23日(月)午後3時10分から名古屋ガーデンパレス「翼の間」で

開催されました。

市長表彰、協会会長表彰を受賞された会員企業の皆様をはじめ組合協会会員組合関係者が見守る中で、講師の音楽家・ヴォーカリスト ハウスムジーク代表の 西 みほ 様から、「自分らしく生きることの喜び」~人と人のつながりを求めて、音楽が私に教えてくれたこと~という演題で講演が行われました。

今回の記念講演では、講演の後に参加者が一緒にヴォイストレーニングを行い、引き続いて講師のミニステージが披露され、会場いっぱいに歌声が響き渡りました。

講演会の最後には、講師のサイン入りCDが抽選で選ばれた5名の受賞者に贈られ、満足度いっぱいの記念講演会となりました。

 


令和5年度表彰式・記念講演会要約

第1部 【講演】

私は雪の降ることは殆どなかった大分県竹田市で、なごり雪の舞う春に、創業600年ともいわれる山本屋種苗店第13代西 保の長女として産まれました。商売屋という厳格な家庭の中でしたが、父親が買ってくれたアップライトピアノで3歳半くらいから毎日ピアノを弾き、5,6歳の頃には父親の晩酌にあわせて「花嫁人形」を歌い演奏して楽しんでもらえる、そんな日常が私の歌の原点だったと思います。

高校生になると、その当時人気のあったテレビオーデション番組の「スター誕生」を見ながら夢は音楽の世界でと憧れるようになり、師事していた大分市の武蔵野音大大学院出身の先生の勧めで声楽を学ぶため、武蔵野音楽大学に入学しました。時を忘れてクラシック音楽にのめり込み、たまたま大学院生の時にNHK名古屋で行われた歌のアルバイトで歌っていると、大作曲家の湯山 昭先生から「君は童謡歌手に向いている」とお声がけいただき、そのご縁でそのまま童謡歌手としてデビュー、ボニージャックスさんや田中星児さんらと同じ舞台に立ち、次期の「うたのお姉さん」候補の一人と呼ばれるようになっていました。

ただ、学業との両立や経済的なバックアップなど、現実と自分の音楽への夢のはざまで悩んだ末に結果的には結婚~出産の道を選びました。平成元年5月に前夫の仕事の関係で何の縁もない名古屋へ、ただこの頃から8年間にわたり前夫のDVが私と幼い二人の子供を苦しめました。その後離婚をし、子供のために私ができることは歌を通して恩返しをすることと感じ、そんな中で開催された第14回新進演奏家紹介コンサートオーディションに出場して最優秀賞を受賞し、生涯歌を唄って生きていくことを心に誓いました。

今ここに命をいただき、生かされている。唄うという使命を毎日続けることで今日があると思い、アマチュアの方を対象にはじめた音楽教室ハウスムジークも今年で34周年を迎えました。ただ好事魔多し、2年前には転落事故による2か所の腰椎骨折、また昨年11月には原因不明の脳内炎症で右動眼神経麻痺により突然の入院と相次ぐ災難に襲われてしまいました。幸いリハビリと療養のおかげで年明けからは奇跡の復活を果たしてステージに立つことが出来るようになり、本日こうして皆様の前でお話しをさせていただいております。

自己のポジティブなベクトルは、SNSまたひと様からの温かい励ましにより、はぐくまれる事を実感しています。諦めたり、限界をつくらず、風にしなる竹のようにこれからは生きていけたらと、私のうたラブ人生はこれからも続きます。

 

第2部 【ヴォイストレーニング】 

参加者参加による、表情筋や声帯を通しての声が出しやすくなるトレーニングをおこないました。

 

第3部 【ミニコンサート】

曲目 ①『あの日に帰りたい』荒井 由実  

   ②大分県竹田市の推薦曲『TAKETAへ』西 みほ

   ③『スタンドアローン』NHKドラマ 坂の上の雲から 

   ④『アメイジング・グレイス』アカペラ  

   ⑤『アヴェ・マリア』カッチーニ


◆過去の記念講演会