新年のごあいさつ(令和6年1月)

 

名古屋商工協同組合協会会長 林 幸 春

 

新年、明けましておめでとうございます。会員組合の皆様には、お健やかに新しい年を迎えられたことをお慶び申し上げます。旧年中の暖かいご支援に感謝いたしますとともに、本年も変わらぬお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

新型コロナウィルス感染症も国内発生から丸3年余を経過した昨年5月に感染症法上の位置づけが「5類」へ切り替わり、感染対策は個人の判断に委ねられることとなりコロナ対策は大きな節目を迎えました。

昨年を振り返ってみますと、国外ではロシアによるウクライナへの武力侵攻が2年近く経った現在も膠着状態が続いていますし、10月には中東のイスラエルとパレスチナガザ地区での武力抗争が勃発し、多くの罪もない民間人子供たちが犠牲となっています。また、2月にはトルコ・シリアで発生した大地震で6万人余の死傷者が出たのは記憶に新しいところです。

また経済面では一年を通して円安物価高に歯止めがかからず、円安ドル高基調が日本経済にも暗い影を投げかけ、ほぼ全業種において経済の抑制を強いられました。

こうした厳しい状況の中ですが、ものづくりを支えるこの地域の担い手としての中小企業は、必ずや経済上昇への道筋を切り開いていけると思いますし、これからの経済再生にあたりこの地域の経済は持続的でバランスのとれた発展を続けることができる底力があると信じています。

名古屋市では市政を総合的かつ計画的に運営していくために「名古屋市総合計画」が定められています。第20回アジア大会の開催、リニア中央新幹線の開業等を見据えた将来の街づくりを官民協力しながら、誰もが幸せと希望を感じられる「名古屋」都市づくりの実現を目指していかなくてはなりません。そのためにも、組合協会では名古屋市との連携を図り、会員組合の皆さまの目線に立った事業を展開してまいります

2024年はたつ年です。「辰」は十二支の中では唯一想像上の生き物です。龍が現れるとめでたいことが起こると昔から言い伝えられており、2024年は「甲辰」(きのえたつ)という干支からも「成功という芽が成長して全てを整えていく」という縁起の良い事を表しています。今年は龍の如く猛々しく新しいことに積極的にチャレンジする年にしてみてはいかがでしょうか。

どうか、この1年が会員組合の皆様にとりまして、飛躍の年となりますよう心よりお祈り申し上げまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。 

☆歴代会長⁽敬称略)

初代 三輪常次郎 在任期間 S22.8~S24.5 (愛知県織物染色工業協同組合)

2代 矢嶋  環 在任期間 S24.5~S29.5 (愛知県機械器具工業協同組合連合会)

3代 伊藤 義重 在任期間 S29.5~S34.5 (愛知県鋳物工業協同組合)

4代 近藤  豊 在任期間 S34.5~S35.5 (中部繊維工業協同組合)

5代 増田 正文 在任期間 S35.5~S39.4 (愛々工業協同組合)

6代 武山 準一 在任期間 S39.4~S51.5 (愛知県鋳物工業協同組合)

7代 生田 幾也 在任期間 S51.5~S53.6 (ナゴヤ西部機械協同組合)

8代 中島 茂清 在任期間 S53.6~S62.6 (愛知県鍍金工業組合)

9代 安藤 文俊 在任期間 S62.6~H 2.6 (愛知県クリーニング商業協同組合)

10代 大島 武雄 在任期間 H 2.6~H 5.6 (愛知県金物商工協同組合)

11代 吉戸 正治 在任期間 H 5.6~H13.6 (大同特殊鋼協力工場協同組合)

12代 川合 輝幸 在任期間 H13.6~H15.6 (大同特殊鋼協力工場協同組合)

13代 加藤 賢次 在任期間 H15.6~H19.6 (愛知名古屋ディスプレイ協同組合)

14代 富田 健夫 在任期間 H19.6~H22.6 (愛知県鋳物工業協同組合)

15代 伊藤  豪 在任期間 H22.6~H29.6 (愛知県鍍金工業組合)

16代 谷口 仁志 在任期間 H29.6~R  2.6 (愛知県鋳物工業協同組合)

17代 林  幸春 在任期間 R  2.6~           (名古屋帽子協同組合)