第54回「中部人形節句品展示見本市及びコンクール」を開催!
中部人形節句品工業協同組合 TEL 052-564-1020
中部人形節句品工業協同組合(山田泰男理事長)は、去る6月11日(火)、12日(水)の二日間、名古屋市中小企業振興会館(第1ファッション展示場)にて「第54回中部人形節句品展示見本市及び中部人形節句品コンクール」を開催いたしました。
中部地区で節句人形あるいは節句行事に係わる品々を作っている職人さんたちの組合である中部人形節句品工業協同組合が主催して開催するこの展示見本市とコンクールは、来シーズン(令和2年の3月、5月)に向けての受注とお客様方の御意向をお聞きする大事な見本市です。また、コンクールは新たな創作作品を皆様方にお見せし、今後の方向性を決めていくという使命を負っています。昨年末の臨時総会でコンクールテーマを「慶祝」と決定し準備してきましたが、4月1日に新元号「令和」が発表されたため、急遽コンクールテーマを「祝 令和」に変更することとなりました。出展された組合員さんにはご負担をおかけしましたが「お祝いごと」がテーマあることには変わりないためか華やかな作品が多数出展されました。厳正な審査の結果「名古屋市長賞(技術部門)」には「金銀昇龍雛」を出品された(有)長江人形が、また「名古屋市長賞(企画部門)」には「白鳳ししゅう」を出品された(株)暮石人形店がそれぞれ受賞されました。
また、今回の見本市では「青年部」のブースが復活し、日本遺産にも指定された「有松絞り」を使った「お雛様」と「鯉のぼり」を展示しました。職人さんが有松まで出向き絞り生地を直接見て選びお人形に仕立てました。伝統的な絞り柄はいうに及ばず明るい色調の絞り柄までそれぞれの特徴をいかしたお人形が出来上がりました。